基本フォーメーション
【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選では4-3-3をベースとしたが、9月シリーズ2試合では4-2-3-1を再導入し収穫を得た。W杯本大会では後者を基本に戦っていくことが濃厚だ。
GKは権田修一とシュミット・ダニエルが1番手を争うが、ややリードしているのは前者。センターバックコンビは冨安健洋と吉田麻也だが、板倉滉の状態次第でその組み合わせも変わってくるだろう。サイドバックは右にベテランの酒井宏樹、左は絶対的な存在がいないが、今のところ中山雄太がファーストチョイスと言えそうだ。
遠藤航と守田英正のダブルボランチは攻守にバランスの取れた日本代表の自慢の1つだが、いずれか1人でも欠くと苦しくなる。仮にそうなった場合は、柴崎岳と田中碧だけでなく、板倉にも穴埋めの役割が求められそうだ。
2列目は層が厚く様々な組み合わせが考えられるが、左から久保建英、鎌田大地、伊東純也の並びがベストと言えそう。とくにフランクフルトで絶好調の鎌田は相手の守備網を破る上でのキーマンとなる。相馬勇紀や三笘薫はジョーカー起用がメインだ。
FWは不安要素だ。上田綺世がファーストチョイス、快速自慢の前田大然と浅野拓磨が流れを変える駒になることが有力だが、3人とも日本代表ではなかなか結果を残せていない。サプライズを起こせないようだと、あっさりと勝ち点を落とすことになるだろう。