MF:ハキム・ツィエク(チェルシー/モロッコ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月19日
今季リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト
フランク・ランパード政権では大活躍とまではいかないまでも、チェルシーの戦力になることができていたハキム・ツィエク。しかし、トーマス・トゥヘル前監督の下でその序列は大きく下がり、それはグレアム・ポッター現監督の下でも改善されていない。
ポッター監督にとっては冬の移籍市場が、自身がチェルシーの指揮官となってから初めて迎えるウィンドウであり、自らが希望する選手を獲得するためにもそこでの人員整理が予想されている。そうした中で放出候補の筆頭になるのがツィエクだろう。
ツィエクがプレミアリーグへの適応に苦しんだのはフィジカルとインテンシティの部分であり、イングランドへ上陸してからの2年半であまり改善が見られていないことから、国内移籍の可能性は極めて低いだろう。今夏にはミランが熱心に獲得に興味を示すなど、移籍する場合は国外が濃厚だ。オランダ時代に“魔法の左足”で何度もチャンスを演出してきたテクニシャンのプレミアリーグでの挑戦は終わりに近いかもしれない。