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日本代表 2年前

ジーコジャパン、伝説の英雄5人。中村俊輔、宮本恒靖…サッカー日本代表の歴史に名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

GK:川口能活

0303-川口
【写真:Getty Images】


生年月日:1975年8月17日
ジーコジャパン成績:39試合24失点

 日本サッカーの歴史に名を刻んだ名GK、それが川口能活だ。メキシコ五輪以来28年ぶりの五輪出場やワールドカップ初出場など、重要な場面では必ずゴールを死守していた。ワールドカップ3大会に出場し、約13年に渡り日本を支え続けたこの男の活躍は、ジーコジャパンを語る上でも欠かせない。

 同年代には楢崎正剛の存在もあり、ジーコ監督就任後のコンフェデレーションズカップ2003では出場機会がなかった。だが、2004年のアジアカップでは全試合に出場した。PK戦にまでもつれ込んだ準々決勝のヨルダン代表戦では、決められたら敗戦という状況で2本のシュートをセーブ。絶望的な状況から勝利に導いた。続く準決勝のバーレーン代表戦でも再三ピンチを防ぐなど、川口は日本のアジアカップ連覇に大きく貢献した。

 自身3度目の出場となったドイツワールドカップでも全試合に出場。最終的に日本はグループリーグ敗退となったが、川口はクロアチア代表戦ではPKストップ、ブラジル代表戦でも再三好セーブを見せた。その活躍は高く評価され、FIFAが選定した「グループリーグ敗退国ベストイレブン」の控えGKに選ばれている。強豪相手に奮闘し、世界に認められたこの男の活躍は、多くの人の記憶に残っているだろう。


【了】

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