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日本代表 2年前

ジーコジャパン、伝説の英雄5人。中村俊輔、宮本恒靖…サッカー日本代表の歴史に名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:玉田圭司

0303-玉田
【写真:Getty Images】


生年月日:1980年4月11日
ジーコジャパン成績:41試合9得点2アシスト

 ジーコ監督率いる日本代表には高原直泰や柳沢敦、さらに久保竜彦らがいたが、中でも大舞台で結果を残していたのは玉田圭司だろう。2004年に日本代表に初選出されると、同年3月に代表デビュー。当時の代表にはドリブラーが少なく、スピードを活かしたドリブルが特徴的だった同選手は、瞬く間に必要不可欠な存在となっていった。

 高原や久保を欠いた2004年のアジアカップでは全試合に出場した。2トップの一角を務めた玉田はグループリーグから無得点が続いていたが、延長戦にまでもつれ込んだ準決勝のバーレーン代表戦では2得点をマーク。続く中国代表との決勝戦でも、後半アディショナルタイムに試合を決めるゴールをマーク。重要な試合で結果を残し、日本代表を2大会連続3度目の優勝に導いた。

 前述したゴールも印象的だったが、最も記憶に残っているのはドイツワールドカップでのものだろう。グループリーグ第3節のブラジル代表戦にスタメン出場すると、名手ジーダ相手に強烈なシュートを突き刺した。日本代表がグループリーグを突破するには、この試合を2点差以上で勝利する必要があり、そういった意味で玉田の先制点は、グループ突破を大きく期待させる一撃だった。その活躍は今も多くのサポーターの脳裏に焼き付いている。

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