FW:鈴木隆行
【写真:Getty Images】
生年月日:1976年6月5日
トルシエジャパン成績:21試合4得点0アシスト
高校卒業後に鹿島アントラーズに加入するが、当初はなかなか出場機会に恵まれず、ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)や川崎フロンターレなどへのレンタル移籍を経験した。それでも2000年シーズン途中に鹿島へ復帰すると、コンスタントに結果を残しレギュラー定着。その翌年に、フィリップ・トルシエ監督により日本代表初招集を果たすことになった。
そんな鈴木隆行が代表初スタメンを飾ったのが2001年のコンフェデレーションズカップ、グループリーグ第2節のカメルーン代表戦だった。すると鈴木は開始8分に先制ゴールを奪い、65分にも得点を奪取。2-0勝利に貢献し、トルシエ監督の抜擢に応えたのである。これ以降、鈴木は代表メンバーに定着し、日韓ワールドカップにも参加することになった。
本大会では柳沢敦とともにツートップを組み、全4試合に出場した。グループリーグ初戦のベルギー代表戦では、0-1で迎えた59分に小野伸二からのロングパスに抜け出し、右足のつま先でプッシュ。これは日本代表がW杯で初めて勝ち点1を得る上で重要だった得点として、今も多くの人の記憶に焼き付いている。