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フィリップ・トルシエ監督率いる日本代表は1998年にスタートを切り、2002年日韓ワールドカップをもって終焉を迎えた。その間、名将の元では多くの選手がプレーしてきたが、とくにインパクトを残した人物は誰だったのか。今回は、2002年の日韓ワールドカップの日本代表における伝説の英雄5人を紹介する(成績は『transfermarkt』を参照)。
MF:稲本潤一
【写真:Getty Images】
生年月日:1979年9月18日
トルシエジャパン成績:33試合3得点1アシスト
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1998年に日本の世代別代表とA代表の兼任監督に就任したフィリップ・トルシエは、2000年以降に若手を続々とA代表デビューさせている。その中の一人が稲本潤一。同選手は2000年2月のメキシコ代表戦で日本代表初キャップを刻むと、そこから不動の存在としてほとんどの試合で起用されている。
稲本はエリート中のエリートだった。15歳で世代別代表に初選出されており、ワールドユース(現U-20ワールドカップ)やシドニー五輪(シドニーオリンピック)でプレー。A代表としても、20歳でAFCアジアカップ、21歳でコンフェデレーションズカップへの出場を果たしている。2001年夏には活躍の場をアーセナルに移すなど、若くして国際経験は非常に豊富だった。
それもあってか、稲本は2002年の日韓ワールドカップでもプレッシャーに潰されることなく持ち味を存分に発揮。グループリーグ初戦のベルギー代表戦で得点を決めると、続くロシア代表戦でもゴールを奪い、日本代表史上初のベスト16入りに貢献している。まさに、トルシエジャパンが歴史を築く上で不可欠な存在だった。