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アンデルソン・ロペス、2得点で横浜F・マリノスに勝利もたらす
明治安田生命J1リーグ第33節が29日に行われ、横浜F・マリノスは浦和レッズに4-1で勝利を収めた。
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今季のホーム最終戦は、前節までの連敗を払拭する快勝となった。マリノスのFWアンデルソン・ロペスは「今日の試合はチーム全員が強い気持ちを持ってピッチに入り、それを表現できたと思う」と確かな手応えを口にした。
J1第31節のガンバ大阪戦、続く第32節のジュビロ磐田戦と2試合連続無得点で連敗を喫していたマリノス。約2週間半の中断が明けて迎えた浦和戦では、いつも通りの姿に戻っており、圧巻のゴールラッシュを披露した。
その中でアンデルソン・ロペスは2得点を挙げ、マリノスの勝利に大きく貢献している。37分にFWエウベルのシュートが相手GKに弾かれてこぼれたボールに詰めて1点目。さらに65分にはコーナーキックをDFエドゥアルドがニアサイドで逸らし、アンデルソン・ロペスが押し込んでダメ押しゴールを奪った。
2得点ともカギになったのはポジショニングだという。背番号11のブラジル人ストライカーは自身の1点目に関して「いいポジションを取れていたので、こぼれてきたボールを決めるだけだった」と振り返る。
また、コーナーキックを押し込んだ2点目についても「いいポジションを取れていたので、エドゥが逸らしたボールにしっかりいい対応ができたと思う」と述べた。
マリノスは3年ぶりのリーグ優勝に王手をかけている。1週間後のJ1最終節でヴィッセル神戸に勝利すれば、その時点でタイトル獲得が決まる状況だ。しかし、浦和戦の勝利に満足してはいられず、油断も一切許されない。2位の川崎フロンターレとの勝ち点差はわずかに2ポイントしかない。
「まずは勝利。神戸に行って、チームみんなでいい試合をして、勝利を手にして優勝者となって横浜に帰ってきたい」
アンデルソン・ロペスはアウェイでの今季最終戦に向けて気を引き締めていた。横浜にシャーレを持ち帰ってくるために、残りの1週間の準備に全てを注ぐつもりだ。
(取材・文:舩木渉)
【了】