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なでしこジャパン初招集のGK大場朱羽とは?
日本サッカー協会(JFA)は28日、11月に行われる欧州遠征に向けたなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)メンバーを発表した。
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チームで唯一の初招集となったのはGK大場朱羽だ。2002年7月11日生まれの大場は神奈川県藤沢市出身で、2015年の中学進学と同時にJFAアカデミー福島に入団した。高校卒業後はアメリカに留学した国際派で、現在はイーストテネシー州立大学で学業と競技を両立している。
これまで世代別代表でも数々の国際試合を経験してきた。2018年のFIFA U-17女子ワールドカップではサッカーU-17女子日本代表の正守護神として準々決勝まで全4試合に出場。現在なでしこジャパンを率いる池田太監督とは、この頃から共に仕事をしてきた。
また、今年8月には池田監督率いるサッカーU-20女子日本代表に選ばれ、FIFA U-20女子ワールドカップに出場した。大場はこの大会でグループステージ第3節から決勝までの4試合に先発出場し、日本の準優勝に大きく貢献した。
イーストテネシー州立大学では1年目からレギュラーに定着し、サザンカンファレンスの最優秀新人賞を獲得。先に述べたような国際大会での実績も豊富で、WEリーグでの経験がないままA代表へ引き上げられることになった。
池田監督は大場について「U-20ワールドカップでも自分の持っているパフォーマンスをしっかりピッチ上で表してくれました」と語る。アメリカで磨いた海外選手への対応力や安定感を高く評価しているようだった。
そのうえで「彼女の身体能力、またクロスボールに対しての勇気あるプレーをトレーニングから出して欲しい。なでしこジャパンのグループに入った時に、そのパフォーマンスがまたプラスに働いてくれるのではないかと思った」と初招集を決断した理由も明かした。
現在のなでしこジャパンではFIFA女子ワールドカップや東京五輪を経験したGK山下杏也加が正守護神に定着している。三菱重工浦和レッズレディース所属のGK池田咲紀子は負傷離脱中だが、日テレ・東京ヴェルディベレーザの若手GK田中桃子が急成長を遂げているところだ。
大場は彼女たちのグループに割って入って、存在感を発揮できるか。なでしこジャパンの次世代を引っ張っていくであろう20歳の躍進に期待したい。
【了】