清水エスパルス
降格危険度ランキング:2位
現在の順位:16位
成績:勝ち点33/得失点差-8
第33節:鹿島(ホーム)
第34節:札幌(アウェイ)
ゼ・リカルド監督就任後はプレッシングの強度も上がり、外国籍選手の復帰なども相まってプレーの質は決して低くない。にもかかわらずこの順位にいるのは、勝負所で守り切れない試合があまりにも多いからに他ならない。直近5試合だけ見ても、川崎フロンターレ戦では一時リードを奪いながら逆転負けを喫した。湘南ベルマーレとジュビロ磐田には後半アディショナルタイムに追いつかれ、残留を争う直接対決で計勝ち点4を失っている。後の祭りでしかないが、これがなければ残留争いを有利に進めることができた。
コンパクトな陣形で守り、チアゴ・サンタナを起点とした縦に速いサッカーでチャンスを作ることも、磐田戦のように攻撃的に相手を押し込むこともできる。時間帯を限定すれば決して内容は悪くない。
残り2試合で実質的に直接対決はないが、連勝すれば残留圏内に浮上する可能性も十分にある。ただ、致命的なまでの勝負所での弱さが最悪の結果を招く危険性があるのも否めない。