MF：本山遥（もとやま・はるか）

生年月日：1999年6月5日（23歳）
所属：ファジアーノ岡山
リーグ戦成績：38試合1得点1アシスト

　大卒ルーキーでありながらシーズンを通して主力としてプレーした本山遥は、ファジアーノ岡山のプレーオフ進出に貢献することとなった。関西学院大学時代はキャプテンを務め、関西学生リーグ屈指のサイドバックとして活躍していたが、今季加入した岡山で与えられたポジションはボランチ。チームにとっても大きな決断となったはずだが、木山隆之監督の判断は間違っていなかったようだ。

　的確なカバーリングや対人守備の強さが光る。豊富な運動量でピッチを駆け回り、果敢なボール奪で攻撃の起点となる。ピッチ上で統率力を発揮できるのも強みで、長丁場のJ2リーグで38試合に出場していることが、岡山における本山の重要度を示している。

　守備面だけを見れば、J1でも通用するだけの能力を持っている。シーズン後半はアタッキングサードで効果的なパスを刺す場面も増えている印象がある。まずは岡山の一因としてJ1昇格を目指すことになるが、J1クラブが狙っていてもおかしくはない。