FW:エデン・アザール(レアル・マドリード/スペイン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年1月7日
レアル・マドリード通算成績:71試合7得点11アシスト
フランスのLOSCリールで頭角を現したエデン・アザールだが、驚異的な輝きを見せたのはチェルシー加入後のことだった。加入初年度を公式戦62試合13得点24アシストと文句なしの成績で終えると、その後も前線の中核として得点とアシストを量産。在籍7年間でチームに6つのタイトルをもたらす大活躍を見せるなど、アザールはまさにチームの象徴だった。
躍動を見せるベルギー代表FWに関心を寄せるクラブは多く存在したが、レアル・マドリード加入を決意。移籍金は驚愕の1億1500万ユーロ(約138億円)とされており、2013年にベイルが記録した当時クラブ最高額の1億100万ユーロ(約121億円)を上回った。スター選手のレアル加入に誰もが注目を注いでいた。
自身のアイドルであるジネディーヌ・ジダン監督の下でプレーすることを望んだアザールだったが、在籍1年目にはリーグ開幕戦を負傷で迎え、シーズン途中にも足首の骨折に悩まされるなど、公式戦22試合1得点7アシストと散々な結果に。続く20/21シーズン以降も負傷を繰り返し、在籍3年間で公式戦66試合6得点5アシストという記録に留まり、クラブはもちろん、サポーターの期待も大きく裏切ることとなった。
負傷続きで結果を残せていないアザールに対してマドリディスタ(レアルサポーターの愛称)は不満を募らせていたが、20/21UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンド・レグのチェルシー戦で火に油を注ぐことに。チームが敗北を喫したのにも関わらず、試合終了後にチェルシーの選手らと談笑している姿が映し出され、更なる批判を浴びた。チェルシーでは英雄扱いされていたアザールだったが、レアルでは嫌われ者として今後プレーしていくことになりそうだ。