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大苦戦…。欧州で消えかけている逸材5人。将来有望だったが…。伸び悩むタレントたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

モハメド・イハッターレン(アヤックス/オランダ代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:2002年2月12日
22/23リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト

 新たなスナイデルと称された逸材、それがモハメド・イハッターレンだ。幼少期から天才と称された同選手は、8歳の頃にPSVの下部組織に引き抜かれると、16歳でトップチームデビュー。19/20シーズンから主力となると、2020年9月にはオランダ代表に初選出された。

 トップ下を主戦場とし、卓越したテクニックとパススキルでチャンスメイクするイハッターレンは、瞬く間にビッグクラブから注目される存在となり、2021年夏にユベントスへの移籍を果たした。だが、スター街道まっしぐらと思われたこの逸材は、イタリアから突如姿をくらました。

 ユベントスに移籍後、イハッターレンはサンプドリアにレンタルに出された。しかし、加入後に家族の問題を理由にオランダへ帰国すると、まさかの音信不通に。一時は引退も噂された。この騒動について同選手はオランダ紙『De Telegraaf』で、「まるで僕が存在しなかったかのようにありとあらゆる契約上の約束が守られていなくて、もう我慢の限界だったんだ」と語っていた。現在はサンプドリアとの契約を打ち切り、アヤックスへレンタルで加入しているが、未だ公式戦出場は「0」。思わぬところでつまずいてしまったこの逸材は、再びオランダで輝くことが出来るか。

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