FW:ガブリエウ・ジェズス(アーセナル/イングランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年4月3日
ブラジル代表通算成績:56試合19得点13アシスト
今夏移籍金5220万ユーロ(約62.6億円)で渡ったアーセナルで抜群の存在感を発揮しているガブリエウ・ジェズス。加入後すぐに定位置を確保すると、今季はこれまでリーグ戦10試合5得点5アシストを記録する大活躍を見せており、チームのリーグ戦首位維持に大きく貢献している。
しかし、好調をキープしているジェズスだが、ブラジル代表では序列が下がる一方だ。ロシアW杯・南米予選やコパ・アメリカ2019では絶対的なストライカーとして得点を量産していたものの、コパ・アメリカ2021以降は得点への絡みが激減。今年6月の韓国代表戦との親善試合では1得点を記録したが、これは昨年6月の親善試合、韓国代表戦での1点が、およそ1年ぶりの代表ゴールだった。
代表戦での不調が続く中、カタールW杯メンバー発表前最後となる9月の代表戦ではメンバー入りすら果たせず。そして、更なる逆風となったのはアントニーやロドリゴなど、若手選手の台頭。これに加え、ライバルであるロベルト・フィルミーノがリバプールで好調を維持していることを踏まえると、このアーセナルFWがW杯への切符を手にすることは難しいかもしれない。