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日本代表 2年前

サッカー日本代表、ワールドカップ歴代ベストイレブン。中田英寿、本田圭佑…。爪痕を残したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


酒井宏樹(さかい・ひろき)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:71試合1得点12アシスト
W杯通算成績:4試合0得点0アシスト

 自身初出場となったブラジルワールドカップでは内田篤人の控えに甘んじ、一度もピッチに立てず。チームも未勝利で大会を去るなど悔しさを味わった。しかし、内田が怪我などの影響で日本代表から遠ざかるようになると、右サイドバックのファーストチョイスに定着。そしてライバルにその座を明け渡すことなく、ロシアW杯メンバーに選出された。

 初戦のコロンビア代表戦でW杯初出場を果たすと勝利に貢献。続くセネガル代表戦は2失点を喫したが、攻守における貢献度が海外メディアから絶賛された。そしてグループリーグ最終節のポーランド代表戦にも出場しベスト16入りに貢献すると、ラウンド16のベルギー代表戦でもスタメン入り。結果、4試合すべてでフル出場を果たすことになった。


【写真:Getty Images】

中澤佑二(なかざわ・ゆうじ)
生年月日:1978年2月25日
日本代表通算成績:110試合17得点2アシスト
W杯通算成績:7試合0得点0アシスト

「ボンバー」の愛称で知られる守備職人は日本代表通算110試合に出場。ワールドカップは2006年のドイツ大会と2010年の南アフリカ大会に出場している。前者ではグループリーグ全試合でフル出場。最終節の強敵ブラジル代表戦では累積警告により出場停止となった宮本恒靖に代わり、キャプテンマークを巻いてチームを牽引した。

 南アフリカ大会、日本代表のベスト16入りの要因となったのが堅守だった。当時32歳だったボンバーは、ディフェンスリーダーとして最終ラインを統率。スピードはないが、抜群のポジショニングと読みの良さ、そして優れた対人守備を武器に曲者たちを封じ続け、グループリーグ3試合で2失点に抑えた。また、ラウンド16のパラグアイ代表戦でも、120分間を無失点で乗り切っている。


【写真:Getty Images】

吉田麻也(よしだ・まや)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:121試合12得点1アシスト
W杯通算成績:7試合0得点0アシスト

 2011年のAFCアジアカップより日本代表に定着。2014年のブラジル大会でワールドカップ初出場を果たした。しかし、同大会はこの男にとって苦い記憶になったと言える。全試合でフル出場を果たしたが、初戦のコートジボワール代表戦で2失点、最終節のコロンビア代表戦ではハメス・ロドリゲスのクオリティーに屈し4失点と、守備が崩壊してしまった。

 それでも、4年後のロシア大会ではディフェンスリーダーとしてベスト16入りに貢献。ラウンド16のベルギー代表戦では大逆転負けを喫したものの、終始相手のエースであるロメル・ルカクを封じたとして、英『スカイスポーツ』選定のマン・オブ・ザ・マッチに選出されることになった。そんなCBは現在、自身3度目となるW杯出場に向け奮闘を続けている。


【写真:Getty Images】

長友佑都(ながとも・ゆうと)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:137試合4得点28アシスト
W杯通算成績:11試合0得点2アシスト

 岡田武史監督時代に日本代表に初選出され、2010年の南アフリカ大会でワールドカップ初出場を果たした。同大会ではカメルーン代表のサミュエル・エトーを封じるなど“エースキラー”として活躍し、一気に評価を高めた。その後のブラジル大会、ロシア大会にも不動の左サイドバックとして出場しているなど、サッカーの祭典における経験値でこの男の右に出る者はいない。

 W杯通算11試合出場は川島永嗣、長谷部誠と並んで日本代表歴代トップの成績。そのすべてでフル出場を果たしているなど、まさに鉄人である。そんな小柄なSBは来月開幕を迎えるカタールW杯にも出場する可能性が高い。同じく選出される可能性のある川島は現状3番手のため、本大会のピッチに立つことができれば、日本代表のW杯歴代出場数で単独トップに立つことになるだろう。

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