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ヴァンフォーレ甲府、J2勢の天皇杯優勝は11年ぶり。前回のFC東京と異なる初の快挙とは?

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ヴァンフォーレ甲府



サンフレッチェ広島下し初優勝

 天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会決勝のヴァンフォーレ甲府対サンフレッチェ広島戦が16日に行われ、1-1からPK戦5-4で甲府が優勝を飾った。J2チームの優勝は大会の歴史に残る大きな快挙だと言える。



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 甲府は前半に三平和司のゴールで先制。後半に追いつかれて延長にもつれ込んだが、延長後半に与えたPKをGK河田晃兵がストップしてPK戦に持ち込み、最後はPKを与えてしまった大ベテランの山本英臣が決めて初優勝を成し遂げた。

 今季はJ2で戦い、現時点で18位と低迷している甲府だが、天皇杯ではJ1勢を次々と撃破。2回戦(初戦)で環太平洋大学を破ったあと、3回戦以降は北海道コンサドーレ札幌、サガン鳥栖、アビスパ福岡、鹿島アントラーズ、広島とJ1チームに5連勝を収めた。

 J2所属のチームが天皇杯で優勝を飾るのは、Jリーグ創設以降ではわずか2例目。前回は11年前の2011年大会、京都サンガF.C.とのJ2対決となった決勝をFC東京が制して優勝した。

 リーグ戦のシーズン終了後の元日に行われた天皇杯決勝の時点で、FC東京は翌年のJ1昇格を決めていた。翌年もJ2で戦うチームが天皇杯で優勝したのはプロリーグ創設以降初の快挙となる。

【了】

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