MF：チアゴ・アルカンタラ（リバプール／イングランド）

生年月日：1991年4月11日
スペイン代表通算成績：46試合2得点9アシスト

　31歳となった今でも世界屈指のセントラルミッドフィルダーの1人であることに変わりはないが、チアゴ・アルカンタラはカタールワールドカップ行きに向けて瀬戸際に立たされている。実はチアゴがスペイン代表で最後に先発出場したのはユーロ2020（欧州選手権）直前の21年6月まで遡り、ルイス・エンリケ監督の中での序列は低い。

　チアゴにとって痛恨だったのがペドリとガビの台頭だ。特に自身とプレースタイルが重なるペドリの存在は大きく、昨年のユーロでも彼の控えに留まったことで、6試合で一度もスターティングメンバーに名を連ねることはなかった。

　昨年のユーロ準決勝を最後にスペイン代表での出場が一度もないチアゴだが、本大会のメンバーに滑り込む可能性も残されている。というのも、常連のカルロス・ソレールが新天地パリ・サンジェルマンで出場機会を確保することに苦戦しているのだ。11月末に向けて負傷離脱などによってコンディションを落とさなければ、土壇場で電撃復帰を果たす可能性もあるだろう。

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