MF:エンツォ・フェルナンデス (ベンフィカ/ポルトガル)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年1月17日
アルゼンチン代表通算成績:2試合0得点0アシスト
リーベル・プレートが生んだ逸材、エンツォ・フェルナンデスはレンタル移籍から復帰した2021年にトップチームに定着すると、公式戦49試合に出場し12得点10アシストをマーク。中盤で不動の地位を築き、7年ぶりのリーグ優勝に貢献した。その活躍により欧州の主要クラブから注目を集め、今夏にベンフィカへ移籍を果たした。
そんな今注目のエンツォは、9月24日に行われたホンジュラス代表との親善試合に64分から途中出場。アルゼンチン代表デビューを飾ると、69分には前線からの積極的なプレスでボールを奪い、3点目の起点となった。さらに、28日に行われたジャマイカ代表戦にも55分から途中出場し、中盤の底で安定したパフォーマンスを魅せていた。
エンツォは元々卓越したテクニックとパススキルを活かしたチャンスメイカーだったが、2020年にレンタル移籍したデフェンサ・イ・フスティシアで守備能力が開花。高い危機察知能力を活かしたボール奪取から高精度のロングパスで試合をコントロールするレジスタへと変貌を遂げた。今夏に加入したベンフィカでは、ここまで公式戦全試合に先発出場。アルゼンチン代表での競争は当然激しいが、この逸材のカタール行きはあり得ない話ではない。