アメリカ合衆国代表
戦力値ランキング:19位
監督:グレッグ・バーホルター
予選成績:7勝4分3敗
FIFAランキング:16位
戦力値:70(攻撃18/守備17/選手層17/勝負強さ18)
惨敗だった前回大会予選を終え、アメリカ合衆国代表は世代交代を進めた。結果に結びつかない時期も続いたが、グレッグ・バーホルター監督の下で根付いたプレッシングスタイルが結果に結びついている。北中米カリブ海王者を決める2019年のゴールドカップでは決勝でメキシコ代表に敗れたが、昨年の同大会ではリベンジを果たした。ワールドカップ予選は3位で本大会への切符を掴んだ。
クリスティアン・プリシッチを筆頭に、若い世代の台頭が目覚ましい。セルジーニョ・デストなど欧州出身選手も多く、ジョバンニ・レイナ、タイラー・アダムスのように若くしてUEFAチャンピオンズリーグを経験している選手も多い。昨年のゴールドカップ制覇を含めた米国の復権は、こうしたタレントの成長と抜擢が下支えしている。
センターバックのウォーカー・ジマーマンとアーロン・ロングが守備のキーマンだ。ともに欧州でのプレー経験はないが、MLSではトップクラスの評価を得る。
グループステージはイングランド代表が1強で、イラン代表、ウェールズ代表との三つ巴が予想される。9月の親善試合はアジア勢に1分1敗と苦しんだが、決勝トーナメント進出は十分可能なポテンシャルを持っている。カナダ、メキシコと共催で行われる4年後のワールドカップに向けて、新世代のチームUSAがカタールでサプライズを起こすかもしれない。