サッカー欧州代表 最新ニュース
カタールワールドカップ開幕まで2か月を切り、先月下旬に各チームは本大会前最後の活動期間を終えている。各チームがどのような戦力を持ち、どのような調子なのかは気になるところ。出場32チームの戦力を数値化し、リオネル・メッシ率いるアルゼンチン代表の特徴を分析する。※情報は10月4日時点
アルゼンチン代表
戦力値ランキング:3位
監督:リオネル・スカローニ
予選成績:11勝6分0敗
FIFAランキング:3位
戦力値:90(攻撃22/守備22/選手層22/勝負強さ24)
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ベスト16で散った前回大会からメンバーは大きく入れ替わった。これまでの中心だった北京五輪で金メダルを獲得した世代は、リオネル・メッシらは残るものの少数に。それに伴い下の世代からの突き上げも凄まじく、ロドリゴ・デ・パウルやラウタロ・マルティネスといったところが現在のチームの顔になっている。
4年前と比べればメッシへの依存は確実に少なくなった。中盤にはデ・パウルとレアンドロ・パレデス、ジオバニ・ロ・チェルソといった総合力の高いMFが並び、ベテランのアンヘル・ディ・マリアやパプ・ゴメスが攻撃にアクセントを加える。ラウタロとメッシがゴール前の仕事に専念できる環境が整っている。
守備陣はネームバリューだけで見ればワールドクラスと言い切れないが、リオネル・スカローニ監督は中盤の陣形を巧みに使い分けることで守備力を最大化している。ブラジル代表を破って28年ぶりにコパ・アメリカを制したように、その実力は実に実戦的なものと言えるだろう。
南米予選ではブラジル代表に次ぐ2位だが、35戦無敗とこの上ない状態でアルゼンチン代表はワールドカップに臨む。今のアルゼンチン代表には、単純な皮算用では計れない強さがある。