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落選の危機!? オランダ代表、W杯メンバー当落線上の5人。昨季ブレイクのFWに逸材MFも

シリーズ:当落線上の5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ライアン・フラーフェンベルフ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)


【写真:Getty Images】


生年月日:2002年5月16日
オランダ代表通算成績:11試合1得点0アシスト

 育成の名門アヤックスが生んだ逸材の1人だ。18歳で開幕を迎えた2020/21シーズンから同クラブの主力に定着し、190cmというサイズ、そして体格に見合わぬボールコントロールの柔らかさから「ネクスト・ポグバ」とも称されるようになった。その活躍が評価され、今夏にはバイエルン・ミュンヘンに移籍。大きなステップアップを果たした。

 しかし、バイエルンではヨシュア・キミッヒやレオン・ゴレツカ、マルセル・ザビツァーら強力なライバルを前になかなか出場機会を掴めていない。ここまでブンデスリーガでは6試合の途中出場に留まっていて、合計プレータイムはわずか115分となっている。今後、爆発的に出場時間が増える見込みも今のところないため、まさに正念場だ。

 EURO2020(欧州選手権)には出場したが、オランダ代表での序列も決して高いわけではない。今年3月と6月の招集は無し。先月は追加招集されていたが、本来はU-21チームで過ごすはずだった。オランイェはフレンキー・デ・ヨング、ステーフェン・ベルハイス、トゥーン・コープマイネルス、マルテン・デ・ローン、ダヴィ・クラーセンがカタールワールドカップメンバーのMF枠を埋めることが有力。そのためフラーフェンベルフは残り1枠、2枠あるかどうかというギリギリのラインを他のライバル達と争わなければならないだろう。

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