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UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループステージ第3節、インテル対バルセロナが現地時間4日に行われ、1-0でインテルが勝利した。リーグ戦で好調だったバルセロナは、インテル守備陣を崩すことができなかった。エース・ロベルト・レバンドフスキはいかにして封じられたのだろうか。(文:本田千尋)
インテルを崩せなかったバルセロナ
新エースは“お疲れ”のようだ。
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現地時間10月4日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)第3節。アウェイのサン・シーロでインテルと対戦したFCバルセロナは、攻撃陣が沈黙――。好調を維持して首位に立つリーガ・エスパニョーラでの戦いぶりが、まるで嘘だったかのように無得点に終わった。
試合を通してポゼッションで優位に立ったのは、やはりと言うべきか、バルサだった。対するインテルは基本的に受け身で、[5-3-2]で引いて構えてカウンターを狙う。前半は、時おり自陣までボールを運ばれることもあったものの、ボールロスト時の攻→守の切り替えを徹底し、カタルーニャからやってきた選手たちが試合を優勢に進める。38分の時点で、ボール支配率はバルサが70%を記録。しかし、それだけ押し込んでいるということは、後方に広大なスペースが生まれている、ということでもある。
前半も終わろうとするアディショナルタイムの47分。決して鋭いカウンターを喰らったわけではなかったが、インテルに後方から大きなサイドチェンジも交えて繋がれると、自陣ゴール前に戻るので精一杯になったバルサの選手たちは、守備の陣形を整えることができない。すると、ペナルティアークの手前から、ハカン・チャルハノールに鋭く地を這うミドルを突き刺され、先制を許してしまう。
後半に入ると、インテルはドン引き。サッカーを放棄して、ラウタロ・マルティネス1人を前線に残して9人でゴール前を固めた。強固な守備ブロックをなかなか崩せないバルサは、前線の選手たちが効果的な連携と連動を見せることができず、単発的な攻撃に終始した。