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スペイン代表は9月のインターナショナルマッチウィークでポルトガルに1-0の勝利を収めたものの、スイスには1-2で敗戦。いずれの試合も特に前半は内容に乏しく、本大会を前に苦戦を強いられた。今回は11月に控えるカタールワールドカップに向けて、苦しむスペイン代表を救う可能性のある「秘密兵器候補」5名を選出した。
DF:セルヒオ・ラモス(パリ・サンジェルマン/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1986年3月30日
スペイン代表通算成績:180試合23得点8アシスト
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スペイン代表史上最多出場記録保持者のセルヒオ・ラモスだが、コンディション不良もあって21年3月を最後に招集外が続いている。しかし、昨季終盤からパリ・サンジェルマンで出場機会を増やすと、今季は第9節終了時点で全9試合に先発出場するなど復活の兆しをみせている。
直近の9月には代表復帰も噂されたが、ルイス・エンリケ監督は招集をしなかった。会見にて指揮官は「セルヒオ・ラモスが負傷から1年半のブランクを経てピッチに戻ることができたのは素晴らしいニュースです。今、彼は継続的にプレーできている。ただ今回の代表ウィークでは彼のポジション(CB)で最高の選手を呼んだと思う」と語っており、招集外とした理由は現在の序列によるものだと明かした。
しかし、現在のスペイン代表のCBは弱点とまでは言わないが、若干の課題を抱えている。全選手のコンディションが良ければアイメリク・ラポルテとパウ・トーレスの2人が先発に抜擢されるだろうが、両選手ともに左利きであることがネックとされている。彼らのどちらかをベンチに置く決断をした時には守備に難があるエリック・ガルシア、リーズ・ユナイテッドのディオゴ・ジョレンテと実力も経験も物足りない選手となる。直近のポルトガル戦では前半にウーゴ・ギジャモン、後半にロドリを右CBで起用するなどルイス・エンリケ監督は同ポジションのオプションを模索しており、11月に向けてラモスがコンディションを万全に整えることができればサプライズ選出の可能性もあるのではないだろうか。