DF:マッツ・フンメルス(ボルシア・ドルトムント)
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年12月16日
ドイツ代表通算成績:76試合5得点7アシスト
一時はヨアヒム・レーブ前代表監督によって「引退通告」をされていたマッツ・フンメルスだが、昨夏に開催されたユーロ2020(欧州選手権)を前に電撃復帰を果たしていた。しかし、同大会終了後に監督に就任したハンジ・フリックの下では再び代表から遠ざかっている。
だが、11月に控えるカタールワールドカップの代表メンバーにサプライズ選出される可能性は十分にあるだろう。というのも、フリック監督はフンメルスのことを高く評価しているのだ。昨年11月の代表会見では「常に連絡は取り合っているよ」と明かし、先日行われたマンチェスター・シティとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を視察した際には「特にフンメルスがよかったね。良い状態でとてもフィットしている印象だった」と名指しで賞賛している。
フリック監督が語るように今季のフンメルスは好調で、今夏にドルトムントに加入し、ドイツ代表でもレギュラーとしてプレーするニクラス・ジューレを差し置いてスタメン出場を続けている。膝の慢性的な負傷に悩まされながらも、栄養士の資格を持つ奥さんと協力して食生活からフィットネス向上を図るなど、W杯出場に向けて万全な準備を整えている。何より現在のドイツ代表、特にDF陣には2014年のW杯優勝メンバーが少なく、国際大会でのタイトルの味を知るベテランを招集することは、チームにとって大きなプラスとなるだろう。