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ドイツ代表は9月のインターナショナルマッチウィークでハンガリーに0-1、グループ最下位のイングランドに3-3の引き分けと、本大会を前に苦戦を強いられた。今回は11月に控えるカタールワールドカップに向けて、苦しむドイツ代表を救う可能性のある「秘密兵器候補」5名を選出した。
MF:マリオ・ゲッツェ(アイントラハト・フランクフルト)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年9月20日
ドイツ代表通算成績:63試合17得点11アシスト
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2014年のブラジル大会の決勝で母国を優勝に導くゴールを決めた男を覚えているだろうか。その男とは、かつて神童と謳われていたマリオ・ゲッツェだ。ヨアヒム・レーブ前代表監督に「メッシより上だということを世界に示せ」という言葉を掛けられ、アルゼンチンとの決勝で88分にピッチに登場したゲッツェは、指揮官の言葉を有言実行したのだった。
しかし、その後のキャリアは怪我やメンタル面の影響もあって下降気味となり、2019/20シーズン終了後にはついに“無所属“となった。それまで所属していたドルトムントやバイエルン・ミュンヘンからはレベルを下げ、20年10月にオランダのPSVと契約した。PSVで失われていた自信や試合勘を取り戻し、今夏にフランクフルトに加入してブンデスリーガに帰還した。
フランクフルトでは開幕からブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で全試合に先発出場するなどコンディションが良好だ。9月の代表ウィークの際にハンジ・フリック監督は「マリオの動きも見ているし、本当によくやっていると思うよ。ここ数年の成長ぶりにはとても満足しているし、攻撃面におけるクオリティが非常に高いね。このままいけばワールドカップを戦う可能性も十分にあると思うよ」とサプライズ招集する可能性を示唆している。2017年を最後にドイツ代表から遠ざかっている元神童は、再び大舞台のピッチに立てるのだろうか。