背番号10
【写真：Getty Images】
フランスW杯：名波浩（ジュビロ磐田）
生年月日：1972年11月28日（25歳）
個人成績：3試合0得点0アシスト
戦績：グループステージ敗退
日韓W杯：中山雅史（ジュビロ磐田）
生年月日：1967年9月23日（34歳）
個人成績：1試合0得点0アシスト
戦績：ベスト16
ドイツW杯：中村俊輔（セルティック）
生年月日：1978年6月24日（27歳）
個人成績：3試合1得点0アシスト
戦績：グループステージ敗退
南アフリカW杯：中村俊輔（セルティック）
生年月日：1978年6月24日（31歳）
個人成績：1試合0得点0アシスト
戦績：ベスト16
ブラジルW杯：香川真司（マンチェスター・ユナイテッド）
生年月日：1989年3月17日（25歳）
個人成績：3試合0得点0アシスト
戦績：グループステージ敗退
ロシアW杯：香川真司（ボルシア・ドルトムント）
生年月日：1989年3月17日（29歳）
個人成績：3試合1得点1アシスト
戦績：ベスト16
フランスW杯で日本代表の顔となる10番を与えられたのが、名波浩だ。1995年にジュビロ磐田でプロデビューしたこのMFは、同年に日本代表デビュー。主力として日本を初のW杯出場に導くと、本大会メンバーにも順当に名を連ねた。山口素弘、中田英寿とともに中盤を担った名波は、グループステージ全3試合に先発出場したが、日本を勝利に導くことは出来ずに敗退となった。
名波はフランスW杯では中心選手の1人だったが、トルシエジャパンでは代表に定着することが出来ず。日韓W杯では中村俊輔が落選したこともあり、中山雅史が10番を背負うことになった。3試合全てに先発したフランス大会とは対照的に、日韓W杯では控えという立場に。第2戦のロシア代表戦での18分間しか出場機会はなかったが、初の決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げた日本代表を陰から支えた。
そして、同大会後に中村が10番を継承。ジーコジャパンでトップ下に君臨したこの男は、2003年にコンフェデレーションズカップで3得点をマークすると、2004年のアジアカップでは全試合にフル出場して優勝に導き、自身は大会MVPに選出された。チームの中心選手として臨んだドイツW杯では初戦のオーストラリア代表戦で先制点を決めたが、逆転負け。中村は全3試合にフル出場したが、4年越しの大舞台で爪痕を残すことはできなかった。
同大会後の中村は日本代表を牽引したが、南アフリカW杯直前の4連敗により岡田監督はシステムを変更した。これにより右サイドハーフは松井大輔が起用され、第2戦のオランダ代表戦での26分間の出場に終わった中村は同大会を最後に日本代表引退を表明。その後、背番号10は香川真司が身に着けることになった。
ドルトムントで躍動した香川は、ザックジャパンでは左サイドハーフで定着。この体制下で43試合16ゴールという数字を残し、2011年のアジアカップ優勝やブラジルW杯出場権獲得に貢献した。本大会では初戦のコートジボワール代表戦に先発出場するも、第2戦のギリシャ代表戦ではベンチスタートに。わずかな望みを懸けて臨んだコロンビア代表戦では先発に復帰したが、香川は何も出来ず日本は敗退となった。
その後も香川は日本代表に名を連ね続け、再び10番を背負ってロシアW杯に臨むと、初戦のコロンビア代表戦でPKを沈めて先制点をマーク。ラウンド16のベルギー代表戦では乾の得点をアシストしたが、日本はまさかの逆転負けを喫してしまった。同大会で3試合に出場した香川は、歴代10番の中でW杯最多となる6試合に出場したが、背番号10を背負う選手としては物足りない結果に終わってしまった。
【了】
