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落選の危機? W杯出場が危ぶまれる名手5人。アーセナルの絶好調FW、世界屈指のSBも瀬戸際

text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ユリアン・ドラクスラー(ドイツ代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1993年9月20日
ドイツ代表通算成績:58試合7得点7アシスト

 20歳のときに出場したブラジルW杯でワールドチャンピオンの一員となり、2018のロシアW杯では2試合で先発出場したユリアン・ドラクスラーだが、直近の9月の代表戦で選考漏れをした現状を踏まえると3大会連続のW杯メンバー入りの難易度はかなり高い。

 だが、全くの構想外というわけではない。ハンジ・フリック体制となってからは昨年11月、今年の3月にドイツ代表に招集されている。しかし、前者はトレーニングでアピールに成功も負傷離脱、後者はイスラエル戦で先発に抜擢されるも不甲斐ないパフォーマンスに終始するなど指揮官を納得させるプレーは見せることができていない。

 こうした状況でも逆転でのメンバー入りの可能性は残されている。フリック監督はアーセナルで出番を失ったベルント・レノを招集外にするなど「所属クラブでプレータイムの重要性」を常に口にしており、ドラクスラー同様にパリ・サンジェルマンで出番を失っていたティロ・ケーラーも今夏に活躍の場を求めた。ドラクスラーも移籍市場最終日にベンフィカへと移籍しており、新天地でスタメンを奪取して活躍することができれば26人に選出される可能性もあるだろう。だが、ベンフィカでのポジション争いは容易ではなく、開幕から公式戦13戦全勝と、完成された現状の先発メンバーの間に割って入れるかどうかが代表での将来も占う。

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