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明治安田生命J1リーグ2022シーズンは佳境を迎えている。優勝、AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得、J1残留など、それぞれの目標に向けて激しい戦いが続いている。最後に笑う者がいれば、涙を流す者がいるのが勝負の世界。ここでは、今季のJ1リーグを振り返るとともに今季の最終順位を予想する。
北海道コンサドーレ札幌
予想順位:11位
暫定順位:11位
成績:勝ち点35(29試合8勝11分10敗)
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
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安心することはできないが、残留という最低限のミッションはクリアできそうだ。開幕から6試合連続引き分けと苦しみ、5月末からは3試合15失点と守備が崩壊して下位に転落した。7、8月はわずか1勝で、一時は14位まで順位を落としている。降格圏はすぐ下という状況も経験したが、9月を2勝1分で切り抜けて残留争いからは頭一つ抜けることができた。
前半戦は小柏剛や興梠慎三の離脱により前線が駒不足となり、チャナティップの退団とガブリエル・シャビエルの不調なども重なり、得点力不足に苦しんだ。しかし、青木亮太が攻撃陣を牽引する活躍を見せ、興梠も調子を上げてきた。シャビエルも9月に入ってようやく本領発揮の兆しが。夏に加入したキム・ゴンヒにも初得点が生まれるなど、いいニュースも多い。
シーズンを通して見れば、菅野孝憲や駒井善成、田中駿汰、高嶺朋樹らがシーズンを通して結果を残しているのも大きい。一時は三上大勝代表取締役兼GMが「J1に何としてでも残る」と表明しなければいけないほど苦しい状況に陥ったが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を中心とした結束は決して崩れていなかった。
残りは5試合で、清水エスパルスとアビスパ福岡との下位対決が残されている。上位陣との対戦で勝ち点を拾っていくことも大事だが、下位対決に敗れるようだと最悪の事態も脳裏をよぎる。できるだけ早く残留を決め、札幌ドームで行われる最終節で思い切りのよいミシャサッカーを見せたいところだ。
【了】