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Jリーグ2022順位予想【ヴィッセル神戸】起死回生! 残留圏内浮上でも気が抜けない理由は?

シリーズ:J1リーグ順位予想 text by 編集部 photo by Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ2022シーズンは佳境を迎えている。優勝、AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得、J1残留など、それぞれの目標に向けて激しい戦いが続いている。最後に笑う者がいれば、涙を流す者がいるのが勝負の世界。ここでは、今季のJ1リーグを振り返るとともに今季の最終順位を予想する。


ヴィッセル神戸

予想順位:14位
暫定順位:13位
成績:勝ち点31(29試合8勝7分14敗)
監督:三浦淳寛→ロティーナ→吉田孝行



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 一時期に比べれば、ヴィッセル神戸の状況は確実に上向いている。6月末に吉田孝行監督が3度目となる就任をした直後に3連勝。直近5試合も3勝1分1敗という好成績で降格圏を脱出している。

 もちろん、開幕前の時点では上位争いをしてもおかしくない戦力を持っていたが、様々な要因が重なり大惨事となった。セルジ・サンペール、ボージャン・クルキッチの負傷、大迫勇也もコンディションを気にしながらのプレーが続いている。アンドレス・イニエスタも夏場に入ってからは欠場しがちに。核となるべき選手の不在と呼応するように戦術が全く機能しなくなってしまった。

 ただ、監督交代後は希望の光も見える。監督交代後の11試合で6勝を挙げており、このペースであれば残留は現実的だ。夏に加入した飯野七聖は右サイドを活性化させており、マテウス・トゥーレルも最終ラインに厚みをもたらす。トゥーレルはガンバ大阪戦で負傷したものの、菊池流帆の復帰は朗報だ。

 大迫はガンバ大阪との直接対決で2得点を決めた。コンディションを見極めながらの出場が続くが、場面を限定すれば結果を残してくれるだろう。飯野、山口蛍、酒井高徳、武藤嘉紀らハードワークできる選手たちが中心となるアグレッシブなスタイルは一定の結果につながっている。切り札として大迫やイニエスタが機能すれば、相手にとってはさらに脅威になるはずだ。

 ただ、残り5試合は決して楽ではない。優勝を争う上位3チームに加え、アビスパ福岡、湘南ベルマーレとの直接対決が残されている。直接対決をどちらも落とすとなると、状況は一気に暗転する可能性はある。

【了】

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