セレッソ大阪
予想順位:4位
暫定順位:4位
成績:勝ち点48(29試合13勝9分7敗)
監督:小菊昭雄
レヴィー・クルピ監督の後任として昨年8月から指揮を執る小菊昭雄監督は、攻守に連動した機能性の高いチームを作り上げている。坂元達裕や瀬古歩夢といった個で違いを生める選手が去ったが、前評判を上回る成績を残している。リーグ戦で4位につけるだけではなく、YBCルヴァンカップでも川崎フロンターレと浦和レッズを倒して決勝に駒を進めている。
前線から連動するプレスを軸に主導権を握っている。原川力や清武弘嗣を欠く時期もあったが、それでも戦力が落ちないのは共通認識がチームに落とし込まれているからだ。14日の浦和レッズ戦で決勝点となったのは自陣の素早いリスタートからで、相手の背後を取ってゴールを目指すといった基本がチームの中で徹底されている。
清武の復帰を追い風にラストスパートをかけたいところだ。3位サンフレッチェ広島を勝ち点3差で追う立場だが、1試合多いので1つ勝てば勝ち点で並ぶ。さらに、昨季は決勝で敗れたルヴァンカップでもリベンジしたいところ。タイトルを獲れば、3位争いにも弾みがつくはずだ。
必然的に日程は詰まることになるが、今のセレッソであればそれは不利には働かないだろう。リーグ3位で来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、ルヴァンカップも獲るという最高のシナリオも十分に可能だ。