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川島永嗣が実感するサッカー日本代表の成長
サッカー日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦する。
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カタールワールドカップ本大会を2ヶ月後に控え、39歳のGK川島永嗣は日本代表の進歩を実感している。森保一監督が率いるチームの成長を物語るキーワードは「自主性」だ。
近年、欧州でプレーする若手選手の数がどんどん増えている。今では日本代表のほとんどが欧州組で占められるようになった。トップレベルの環境で経験と実績を積むことで自信をつけた彼らは先輩たちに対しても臆することなく自分の意見や考えと伝えるようになっているという。
代表キャリア15年を誇る川島は「それぞれがこのチームがよくなることを考えている。例えばベテランの選手が若手を引っ張っていくとか、そういう関係性だけではなく、若い選手も(チームを)よくするためにちゃんと言うべきことは言うし、プレーの中でもそういうことをしっかり示していく」と、チーム全体の変化を感じているところだ。
その中で「外から見たら僕たちみたいなベテランがお手本を見せなければいけないと思っているかもしれないですけど、逆に僕たち自身が若い選手から学ぶことも多い」と語った。
ワールドカップの舞台でベスト16の壁を越えるため、ピッチ外でも日々のディスカッションの中味が濃く、質が高くなってきている。よりフラットな関係性の中で、若い選手たちもチーム力向上のために自らの考えを述べることにためらいがないチームになってきた。
もちろん川島もそういった活きのいい若手たちに居場所を譲るつもりはない。カタールワールドカップでピッチに立つことを諦めず「そういう気持ちがなくなったらもう辞めてるんじゃないですかね。だからそこはあまり変わっていない」と意欲的だ。
「やっぱりみんな選手である以上、自分が出たい。GKは1つしかポジションがないですし、みんなが出たいと思うのが当たり前。ただ、そういう気持ちがぶつかっていかなければ最高のパフォーマンスや、より成長することはないと思う」
森保一監督はエクアドル代表戦でスタメンを総入れ替えすると明言した。23日のアメリカ代表戦にはGK権田修一が先発出場し、GKシュミット・ダニエルも途中出場。こうした状況から考えても川島にチャンスが回ってくる可能性はあるだろう。ゴールマウスに立った時、ワールドカップへの挑戦に燃える39歳がどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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