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サッカー日本代表、エクアドル代表戦で先発総入れ替えへ
サッカー日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦する。
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23日のアメリカ代表戦から中3日で迎える一戦。前日の26日に記者会見に臨んだ日本代表の森保一監督は「明日はアメリカ戦とは先発を全員入れ替えて試合に臨みたいと思います」とスタメン11人全員変更の意向を明かした。
選手は替えるが、システムに関しては「アメリカ戦と同じ」の4-2-3-1で挑むという。すでに2選手が途中離脱したとはいえ、現時点でも28人という大所帯のチームで、より多くの選手にカタールワールドカップ出場へ向けた表現の場を与える。
また、ワールドカップ本番を見据えた組織づくりにおいても今回の先発総入れ替えは重要な意味を持つ。
森保監督はドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦するグループステージの厳しさを考慮し「2チーム分の戦力がいる中で、疲労、疲弊した選手を入れ替える。1試合ずつチームを入れ替えながら戦って勝っていけるように準備しておかないと、我々が目標にしているベスト16の壁を破ってベスト8に進出するのは難しい」と語る。
ブラジル代表などと戦った6月シリーズの4連戦でも試合ごとに大きくメンバーを入れ替えたが、理想通りの結果は出なかった。それでも「過去6回(ワールドカップに)出場した中でも行けていないところに行こうと言っている中で、(これまでと)同じことをやっていて勝っていけるとは思わない。より結果を出すためには難しいことを乗り越えて結果を出す準備をしなければいけない。チームとしては覚悟をもって準備する必要がある」と、森保監督は今回も大胆なメンバーに踏み切る。
指揮官として4年にわたって日本代表を率いてきて、試合ごとにメンバーを大きく変えても戦えるという自信もあるようだ。森保監督は「現実的に言うと、同じポジションに2人から3人くらい(同等の選手がいる)。何かがあった時にも入れ替えながらチーム力を落とさず戦うことができるかなと思っています」と、チームや選手たちへの信頼を口にする。
「選手たちの疲労や疲弊、アクシデントが起こった時に、次の選手が出ても常にチームの機能性を落とすことなくできるだけの選手層はあるかなと思っています」
この自信はエクアドル代表戦で確信に変わるだろうか。カタールワールドカップのベスト8進出を目指す日本代表のポテンシャルを測るため、極めて重要なテストマッチになるのは間違いない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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