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日本代表 2年前

三笘薫は先発で使うべきか。サッカー日本代表がW杯ベスト8を目指すための起用は?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

戦術兵器・三笘薫をどう使うか?



 昨年11月のオマーン戦後半からA代表キャリアをスタートさせた25歳のウインガーは、2022年だけで5ゴールをゲット。その決定力の高さと敵を剥がす能力は群を抜いている。

 森保監督は「薫の存在自体が戦術」とコメントしたことがあったが、まさに世界を震撼させる個の打開力が日本攻撃陣の重要ポイントになっているのは、紛れもない事実だ。

 三笘の代表戦出場はここまで8試合。うち先発が3試合、途中出場が5試合となっている。ただ、前述のオマーン戦に始まり、今年3月の最終予選大一番のオーストラリア戦、6月のブラジル戦、チュニジア戦、そしてアメリカ戦と重要なゲームではジョーカー起用されている。森保監督は「薫は流れを変えたい時に投入すべき切り札」という捉え方をしているはずだ。

 しかしながら、本人は「スタメンで出たいか」という報道陣の問いに「もちろんです」と即答。あくまで貪欲に先発入りを目指して突き進む覚悟だ。

「前回は途中出場だったので、今回はスタメンの可能性があると思う。『途中出場だから結果を出せる』と思われるか、『スタメンでもできる』と思われるか。自分自身はどっちでもできると思っているし、そこを証明するいい機会。最初から100%を出さないといけない」と目をギラつかせている。

 本人の凄まじい意気込みはよく理解できるが、守備負担増による体力面への影響が懸念されるところ。もともと三笘はフィジカル面に課題を抱えていると言われていて、川崎フロンターレ時代もなかなか頭から起用してもらえない時期が続いた。

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