サッカー日本代表 最新ニュース
サッカー日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦する。23日のアメリカ合衆国代表戦で貴重な追加点を挙げた三笘薫は先発で起用すべきか、それとも切り札として起用すべきか。三笘の起用法は、ワールドカップにおける日本代表の浮沈を左右する重要なテーマだ。(取材・文:元川悦子【デュッセルドルフ/ドイツ】)
サッカー日本代表、ベスト8のための起用法
「明日、アメリカ戦とは先発を全員入れ替えて試合にのぞみたいと思います」
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2022年カタールワールドカップ(W杯)登録メンバー26人発表前最後のテストマッチとなる27日のエクアドル代表戦。この重要な一戦を前に、日本代表の森保一監督はこう宣言した。
直前合宿がない異例のW杯を2カ月後に控え、9月シリーズはチームの総仕上げをしなければならない時。そんなタイミングでの全員入れ替えはリスクも伴うが、指揮官は短期決戦でのターンオーバーの必要性を改めて強調した。
「グループリーグ3試合を考えた時、ドイツとスペインはW杯優勝経験のある世界のトップで、コスタリカもベスト8に入ったことのある強豪。初戦のドイツと戦った時、初戦のプレッシャーや相手の力を踏まえると、想像以上に大きなエネルギーを使うことになる。心身ともに中3日で回復できない試合をしなければ勝ち点3を取るのは難しい。
となれば、2チーム分の戦力がいる。1試合ずつチームを入れ替えながら戦って勝っていけるように準備しておかないと、我々が目標にしているベスト8進出は難しい」と険しい表情で説明したのだ。
こういった考えから今回、11人全員を代えて挑む日本。GKはおそらくシュミット・ダニエルが先発し、最終ラインは右から山根視来、谷口彰悟、伊藤洋輝、長友佑都の4枚が有力だ。ボランチは田中碧と柴崎岳が陣取るだろう。そして2列目は右から堂安律、南野拓実、三笘薫の並びが濃厚で、1トップには古橋亨梧が位置すると見られる。
ここで注目されるのが、左サイドの三笘だ。アメリカ戦でも後半23分から久保建英に代わって出場したドリブラーは、得意の仕掛けからダメ押しとなる2点目を叩き出し、日本の勝利に貢献した。