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原口元気がエクアドル代表戦にかける思いとは?
サッカー日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦する。
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9月シリーズの2試合目は、カタールワールドカップ本大会出場メンバー発表前最後の重要な一戦だ。23日のアメリカ代表戦に2-0で勝利して迎えるエクアドル代表戦に向けて、森保一監督は「先発を全員入れ替えて試合に臨みたい」と明かした。
狙いと理由は明確だ。「2チーム分の戦力がいる中で、疲労、疲弊した選手を入れ替える。もっと言うと、1試合ずつチームを入れ替えながら勝っていけるくらいに準備しておかないと、我々が目標にしているところ、ベスト16の壁を破ってベスト8以上にいくのは難しい」という考えが指揮官の頭の中にあるから。
そして「同じポジションで2、3人は、何かがあった時にも入れ替えながらチーム力を落とさず戦うことができる」という自信もある。それをエクアドル代表戦で確信に変えられるかどうかが、カタールワールドカップ本大会でのプランニングにも影響してくる。
先発総入れ替えでチャンスを得る選手たちは、アメリカ代表戦で披露したようなサッカーを同じように表現できると証明しなければならない。エクアドル代表戦に向けて26日に報道陣の取材に応じたMF原口元気は「強豪国には誰が出ても変わらないパフォーマンスを出す選手が26人いるので、そこになるべく近づけるように」と意気込んでいた。
「明日は選手も替わると思いますし、パフォーマンスが落ちてしまうと監督としても本番でのローテーションは難しくなってしまう。そういう意味では明日はすごく大事かなと」
ロシアワールドカップに出場した原口は、決勝トーナメント1回戦でベルギー代表に敗れた試合の現場にもいた。「11人だけで勝てないのは理解している」という言葉は重い。そのうえで「アメリカ戦はすごくパフォーマンスが良かったと思うので、それに続く選手たちが出てこないといけないと思いますし、それは明日、表現できれば」と決意を語った。
原口自身、ロシアワールドカップ当時からチーム内での立場が変わった。若い選手たちが続々と台頭する中で、ベンチスタートの試合が多くなっている。11月にカタールの地で再びワールドカップのピッチに立つためにも「監督が使いたくなるようなプレーをするしかない。それが一番ですよね。結果とかどうこうよりも大一番は彼だろうと思われるプレーをしないといけない」とエクアドル代表戦にかける思いは強い。
気持ちの強さや熱さをプレーに乗せることができるのは、原口なられはの強みでもある。カタールワールドカップ出場メンバー発表を前にした最後のアピールの場で、改めて自らの価値を証明して森保監督を納得させられるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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