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日本代表 2年前

落選を経験した堂安律の変化とは? サッカー日本代表の「当落線上」から「切り札」へ【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka,Getty Images

堂安律に求められる重要なタスク


【写真:田中伸弥】



 となれば、次のエクアドル戦はやるしかない。森保監督は古橋亨梧を最前線に据え、2列目に堂安、南野拓実、三笘薫もしくは相馬勇紀を配する攻撃陣でスタートする可能性が高いと見られるだけに、好調の背番号21はより積極的にアクションを起していくべきだろう。

「今は結果以上に内容も求められている時期。チームとしてはシステムや選手を変えながらいろんなことを試せている。充実した試合になればいい」と彼も目の色を変えている。

 そんな背番号21がまずやるべきなのは、アメリカ戦の伊東純也や久保建英のように、相手サイドバック(SB)を釘付けにするタイトな守備を見せること。23日のサウジアラビア戦を戦ったエクアドルの左SBには、三笘の同僚、ベルビス・エストゥピニャンが陣取っていた模様だ。彼が連続出場した場合、堂安はプレミア所属左SBをマークすることになる。それが大いにやりがいのありそうだ。

 とはいえ、最終予選で日本を支配率で圧倒したサウジアラビアに対し、ポゼッション率で上回ったエクアドルのボール回しは並大抵のレベルではないだろう。そこでいいようにやらせてしまったら、「W杯本番仕様のボール非保持のサッカー」は機能しなくなる。ある意味、日本代表のサイドハーフは大きなタスクを背負っているのだ。

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