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【写真:Getty Images】
鎌田大地→前田大然のホットライン開通も?
サッカー日本代表は23日、キリンチャレンジカップ2022でアメリカ合衆国代表と対戦する。前日の22日には試合会場となるデュッセルドルフ・アレーナで公式練習を行った。
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先立って開催された記者会見で盛んに質問が飛んだのは、アメリカ代表戦で採用するシステムに関する話題だった。カタールワールドカップアジア最終予選の中盤から4-3-3が採用されたが、今回のドイツ合宿の練習では4-2-3-1もテスト。本大会直前に再びシステムを変える可能性も出てきていた。
森保一監督は「明日の試合については、4-2-3-1か4-1-4-1という形で臨みたい」と明言を避けたものの、トップ下を置くかつての戦い方に立ち返ることになるかもしれない。
4-2-3-1の再導入によってチャンスが広がる選手もいるだろう。アイントラハト・フランクフルトで好調のMF鎌田大地は、最も得意とするトップ下で起用されればポテンシャルを最大限に発揮してくれるはず。そして、FW大迫勇也やFW浅野拓磨が不在のためFW前田大然にもアピールの機会が増えそうだ。
セルティックでプレーする快足自慢のストライカーは「クラブではずっとサイドをやっているので、久しぶりにFWで、やりやすさもあります」と1トップでのプレーに手応えを感じている。
そのうえで「(鎌田)大地くんはワンタッチで前向けるので、(自分の)走るタイミングがすごくわかりやすい。試合をやってみないとわからないですけど、そこはすごく楽しみにしています」と続ける。トップ下の鎌田との関係性は良好だ。
「大地くんとかは一発で前を向けるので、そのタイミングで僕が(相手ディフェンスラインの)背後に抜けたりするとチャンスになる。そこは常に狙っていきたいと思います」
鎌田のスルーパスに抜け出してゴールを決めるところまで、イメージを描けている。「誰がいないとか関係なく、自分の良さを出すだけ。それができるようにしっかり準備したい」と語った前田は「裏抜けだけでなく、前線からハードワークもできる。守備でも味方を助けたいと思うので、両方できるように頑張ります」と意気込んでいた。
今回のドイツ遠征で結果を残してアピールすれば、カタールワールドカップ出場へ大きく前進できるはず。6月のガーナ代表戦で日本代表初得点を挙げた前田は、アメリカ代表戦でゴールを決めれば出場した2試合連続での得点になる。
鎌田との新たなホットラインで結果を残せるか、注目だ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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