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あまりに不運…最後の最後でW杯出場を逃したアルゼンチン代表の5人。絶対的守護神、全盛期のMFを襲った悲劇とは?

シリーズ:最後の最後でW杯出場を逃した5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー日本代表の板倉滉と浅野拓磨が大怪我を負ってしまい、ワールドカップ出場の危機に直面していることが話題となっている。こうしたケースは決して珍しくなく、実際に過去何人もの選手が直前のアクシデントで大舞台への出場を逃してきた。今回は、W杯出場に近づくも、最後の最後でそのチャンスを逃してしまったアルゼンチン代表の5人を紹介する。


GK:セルヒオ・ロメロ(2018年)

【写真:Getty Images】

生年月日:1987年2月22日
アルゼンチン代表通算成績:96試合69失点


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 オランダのAZで正GKとしてリーグ制覇などに貢献していたセルヒオ・ロメロは、ディエゴ・マラドーナが率いていた2009年9月にアルゼンチン代表デビューを飾った。当時、アルゼンチン代表のGKは試合ごとに代わるなど固定化されていなかったが、ロメロが正GKに抜擢され、2010年の南アフリカ大会では全5試合に出場した。

 13年夏に加入したモナコではまさかのリーグ戦3試合に終るなど試合勘が心配されたが、シーズン終了後に行われた2014年のブラジル大会でもメンバー入り。PK戦まで進んだオランダとの準決勝では2本のPKを止めて決勝進出の立役者になるなど、大会前に抱えていた不安は自らの実力で完全に払しょくした。

 その後加入したマンチェスター・ユナイテッドでもダビド・デ・ヘアの控えに留まり、クラブでの出場機会は依然として限られていたが、常に万全な準備をしていたこともあり、試合勘の不安は代表でも全く見られなかった。2018年のロシア大会の予選では全14試合に出場してW杯出場に貢献している。しかし、23名の代表発表の翌日に手術を必要とする大怪我を負い、3大会連続でW杯出場の夢は直前で途絶えてしまった。代わりにナウエル・グスマンが追加招集され、本大会はウィリー・カバジェロとフランコ・アルマーニがゴールマウスを守っている。

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