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あまりに不運…最後の最後でW杯出場を逃したフランス代表5人。アーセナルの英雄や世界的ドリブラーを襲った悲劇とは?

シリーズ:最後の最後でW杯出場を逃した5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:フランク・リベリー(2014年)


【写真:Getty Images】


生年月日:1983年4月7日
フランス代表通算成績:81試合16得点25アシスト

 世界屈指のドリブラーとして知られるフランク・リベリーは2014年のブラジルワールドカップに向け好調を維持していた。2012/13シーズンにはバイエルン・ミュンヘンの3冠に貢献し、個人としてはブンデスリーガのアシスト王に。そして2013年のバロンドールでは3位に輝いた。またフランス代表での活躍も非凡で、2013年内に出場した10試合で5得点7アシストを記録している。

 ただ、ブラジルW杯を目前に控えたタイミングで腰に痛みを抱えてしまう。それでもW杯本大会メンバーには名を連ねたのだが、回復するどころか悪化してしまい、検査の結果を受け開幕まで1週間を切った中で代表チームを離脱することになった。なお、リベリーを失ったディディエ・デシャン監督は、同選手の代わりとして当時モンペリエに所属していたレミ・カベッラを招集している。

 まさかのW杯欠場となったリベリーは当時「死を宣告されたみたいだ」と胸中を明かしていた。その後、リベリーがレ・ブルーのユニフォームを着てプレーすることはなく、同選手にとって最後のW杯はレイモン・ドメネク監督の元で内紛勃発と完全崩壊し、グループリーグ敗退に終わった最低最悪の南アフリカ大会となってしまった。

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