05/06シーズン
【写真:Getty Images】
05/06シーズン成績
セリエA:20位(カルチョ・スキャンダルで優勝はく奪)
イタリアカップ:ベスト8
UEFAチャンピオンズリーグ(CL):ベスト8
監督:ファビオ・カペッロ
成績だけを見ると悲惨なシーズンだが、05/06シーズンのユベントスはセリエAで圧倒的だった。シーズンを通してリーグ戦の敗戦はわずか1つ。勝ち点91を稼いだ。
MFパトリック・ヴィエラの加入やDFジョルジョ・キエッリーニの復帰などでチームを強化したユベントス。前線には得点王のダヴィド・トレゼゲやズラタン・イブラヒモヴィッチ、アレッサンドロ・デル・ピエロを擁し、中盤にはエメルソンやパヴェル・ネドヴェド、最終ラインはファビオ・カンナヴァーロやリリアン・テュラムがどっしりと構えた。そしてゴールマウスにはジャンルイジ・ブッフォン——。全てのポジションが充実していた。
そのユベントスは、第10節のミラン戦で敗れたのみと、シーズンを通して圧倒的な強さを見せて首位でリーグ戦を終えた。しかし、2006年5月に審判不正操作疑惑「カルチョ・スキャンダル」が発覚。ユベントスは最下位扱いとなった。歴史上、このシーズンのセリエA優勝はインテルだが、ユベントスファンはその強さを忘れることはない。