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久保建英 2年前

久保建英が勝利を手繰り寄せた。マンU戦との共通点とは? 広がる選択肢とレアル・ソシエダの収穫【EL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第2節、レアル・ソシエダ対オモニア・ニコシアが現地時間15日に行われ、2-1でホームチームが勝利している。日本代表MF久保建英は後半途中より出場。終盤には勝ち越し弾をアシストするなど勝利に大きく貢献した。これでマンチェスター・ユナイテッド戦に引き続き、EL2試合連続で躍動という形となった久保。その共通点とは。(文:小澤祐作)


レアル・ソシエダはボールこそ持てるが…


【写真:Getty Images】

 レアル・ソシエダ率いるイマノル・アルグアシル監督は、ターンオーバーを採用。普段なかなか出番を得られないアシエル・イジャラメンディ、アンデル・ゲバラ、ジョン・カリカブルといった面々が先発に名を連ねていた。

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 ソシエダは戦前の予想通り、グループリーグE最弱と目されるオモニア・ニコシア相手に長い時間ボールを保持している。敵陣に侵入すること自体は、決して難しいことではなかった。

 しかし、ここまで複数得点が一度もなかったソシエダは、最終ラインに5枚を並べるオモニアを崩すことにかなり苦労していた。支配率は高いが、“持っているだけ”という印象は否めなかった。

 30分には先制に成功するが、完璧に崩したわけではない。相手に当たってこぼれたボールにゲバラが反応し、強烈なミドルシュートを突き刺して奪ったものだった。

 なんとか先制点を奪いリードしたまま後半に向かうことができたソシエダだったが、72分にまさかの失点。ロングボールに対しDF陣が少しバタバタしてしまい、その隙を突かれブルーノに押し込まれた。それまでオモニアにはほとんどチャンスがなかっただけに、ソシエダにとっては痛恨の失点だった。

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