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早くもガッカリ!? 移籍先で大苦戦の5人。サッカー日本代表、ビッグクラブ移籍で苦しむ若き逸材も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:フランク・ケシエ(バルセロナ/コートジボワール代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1996年12月19日
移籍金:フリー
今季成績:3試合0得点0アシスト

 昨季ACミランの11シーズンぶりのスクデットに大きく貢献したフランク・ケシエは契約満了に伴い5シーズン過ごしたミラノを離れ、バルセロナを新天地に求めた。しかし、6節終了時点でラ・リーガではわずか37分間の出場時間に留まっており、プレータイムを確保することに苦戦している。

 ケシエ本人にとって大誤算だったのがフレンキー・デ・ヨングの残留だろう。移籍市場の開幕当初はデ・ヨングの移籍が確実視されていたが、本人が活躍の場を移すことを望まなかったこともあり、今季も引き続きバルセロナでプレーすることが決定した。そのためケシエは4-3-3の中盤の3枚の枠をデ・ヨング、セルヒオ・ブスケツ、ペドリ、ガビらと争う必要があり、よりテクニックを重視するシャビ監督の中での序列はかなり低いのが現状だ。

 一方でケシエは彼らとは違う「フィジカル」という強みを持っており、数シーズン前までバルセロナに在籍していたアルトゥーロ・ビダルのようにセットプレーや肉弾戦での存在感を発揮できれば、シャビ監督次第ではあるが、選手層の厚い中盤でも出場機会を増やすことができるようになるだろう。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ1節プルゼニ戦ではセットプレーからゴールを決めるなど、自分の持ち味を発揮してアピールに成功した。それでも出場機会が増えないようであれば、今夏にわずか半年で去ったピエール=エメリク・オーバメヤンのように短期間で放出される可能性も出てくるだろう。

【了】

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