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2022/23シーズンの夏の移籍市場でも多くの移籍が成立し、開幕からおよそ1ヶ月が経過した中で早くも今後の雲行きが怪しい選手が見受けられる。当然、1ヶ月という短い期間でその移籍が「成功」か「失敗」かを判断するのは酷な話だが、今回は5名の期待外れの新戦力を紹介する(成績は9月14日時点、移籍金は『transfermarkt』を参照)。
FW:ダルウィン・ヌニェス(リバプール/ウルグアイ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年6月24日
移籍金:7500万ユーロ(約90億円)
今季成績:3試合1得点1アシスト
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ベンフィカに所属していた昨季はリーグ戦28試合で26ゴールと得点を量産し、今夏に出来高も含めるとクラブ史上最高額の移籍金になり得る大型契約でリバプールに加入したダルウィン・ヌニェスだが、まだ期待されていたほどのパフォーマンスを発揮することはできていない。
ユルゲン・クロップはリバプールの監督就任1年目にクリスティアン・ベンテケを放出するなど、これまでボックス内で強さを発揮するストライカーを重宝してこなかった過去があり、その中でのヌニェスの獲得は大きなサプライズだった。ウルグアイ人FWの獲得は長期政権におけるマンネリ化を防ぐため、そして退団したサディオ・マネの穴埋めなど、この方針転換には様々な意味が受け取れる。
しかし、ヌニェスは欧州5大リーグ初挑戦ということもあってフィットするのに時間がかかっており、即戦力というよりは中・長期的な目線で彼を見守る必要があるだろう。プレミアリーグ開幕戦のフラム戦こそ途中出場から1得点1アシストの活躍を披露したが、2節クリスタル・パレス戦ではヨアキム・アンデルセンの挑発に乗ってしまい頭突きで一発退場と、精神的な部分での貧弱さも残る。同じポジションにはディオゴ・ジョタ、ロベルト・フィルミーノと実績と実力を兼ね備える2人のFWがいるだけに、最大の武器である得点力を発揮できなければ序列は上がってこないだろう。