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長谷部誠と鎌田大地、CLでクラブ史上初勝利の立役者に。フランクフルトが取り戻した「成功の秘訣」とは?【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 舩木渉 photo by Getty Images

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 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節が現地13日に行われ、フランクフルトはアウェイでマルセイユに1-0の勝利を収めた。MF鎌田大地とDF長谷部誠は、フランクフルトの一員として先発出場して今大会初勝利に大きく貢献した。2人とも今後はチームにとってさらに重要な存在になっていくかもしれない。(文:舩木渉)



鎌田大地の得点は幻となったが…


【写真:Getty Images】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節が現地13日に行われ、フランクフルトはマルセイユに1-0で勝利。初戦に敗れた同士の対戦は、アウェイチームに軍配があがった。

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 昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制覇するなど大きな功績を残したフランクフルトだったが、今季は序盤から苦戦が続いていた。国内リーグでは開幕から6試合で2勝2分2敗の11位に低迷し、CLもグループステージ初戦でスポルティングCPに0-3という大敗を喫した。

 そんな中で迎えたマルセイユ戦。前半は押し込まれる展開が続いたが、42分にフランクフルトが劣勢を跳ね返して先制に成功する。MFイェスパー・リンドストロムが味方のシュートのこぼれ球に反応し、ダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。

 先手を取ったことで主導権を握ったフランクフルトは後半に入ってから、さらにマルセイユを押し返していく。54分にはMF鎌田大地を起点に右サイドへ展開し、チャンスを作った。MFクリスティアン・ヤキッチからのパスは相手DFに当たったが、こぼれ球にリンドストロムが反応してクロスバー直撃のシュートを放った。

 81分には鎌田にもゴールチャンスが。カウンターの流れでFWランダル・コロ・ムアニのスルーパスに抜け出した鎌田が、相手GKとの1対1を制してゴールネットを揺らす。しかし、日本代表MFが直前に最終ラインを破った場面でオフサイドだったことが判明し、追加点は認められなかった。

 最終的にはリンドストロムのゴールが決勝点となってフランクフルトが、CL本戦での初勝利を飾った。クラブ史の新たな1ページとなる勝ち点3をつかむきっかけとなったのは、やはりシステム変更だろう。今季に入ってから主に4-2-3-1を採用して戦っていながら、先に述べた通りなかなか結果が出ていなかった。

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