21/22シーズン
【写真:Getty Images】
21/22シーズン成績
ラ・リーガ:優勝
コパ・デル・レイ:ベスト8敗退
スーペルコパ:優勝
UEFAチャンピオンズリーグ(CL):優勝
監督:カルロ・アンチェロッティ
カルロ・アンチェロッティが2度目の監督就任となった昨季のチームも、クラブ史上最強チームの1つだろう。同シーズンはレアル・マドリードの象徴であったセルヒオ・ラモスやラファエル・ヴァランが退団。守備の要を失うこととなったが、レアルの強さが揺らぐことはなかった。
第1次政権時の13/14シーズンから在籍している選手が多かったこともあり、アンチェロッティ監督はすぐチームを掌握した。また、得点力不足だったヴィニシウス・ジュニオールを覚醒させると、カリム・ベンゼマと最強コンビを結成。ラ・リーガでは、バルセロナやアトレティコ・マドリードがシーズン序盤からつまずいたこともあったが、第14節で首位に立つと以降はその座を明け渡すことなくリーグ優勝を果たした。
さらに、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、決勝トーナメントでパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティと強敵を次々に撃破。再三窮地に追い込まれながらも随所で勝負強さをみせ、4年ぶり14回目の優勝を達成している。何度も劇的な逆転劇を起こし、頂点にたどり着いたこのチームは、今後も語り継がれていくだろう。