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トゥヘルの次は? ヨーロッパ、解任危機の監督5人。イングランドのレジェンド2人、イタリアの名門指揮官も危ない?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フランク・ランパード(エバートン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1978年6月20日
今季リーグ戦成績:6試合0勝1分1敗(16位)

 プレミアリーグで苦戦しているイングランド人レジェンド監督は、アストン・ヴィラのスティーブン・ジェラードだけではない。エバートンのフランク・ランパード監督も、現時点で解任レースに名を連ねている。チェルシー指揮官時代からその手腕に疑問符がつけられていた同監督だが、それはエバートンでもあまり変わっていない。

 プレシーズンマッチでミネソタ・ユナイテッドに大敗し、いきなりサポーターに不安を抱かせると、プレミアリーグでは開幕2連敗。その後は4試合連続でドローと、未だ1勝もできておらず16位に沈んでいる。とくに、同6試合で5得点を奪うに留まるなど得点力不足が深刻。エースだったリシャルリソンを失い、ドミニク・キャルバート=ルーウィンが負傷中という状況で、解決策を見出すことにかなり苦労している。

 ラファエル・ベニテス監督の後を引き継いだ昨季は終盤まで残留争いに巻き込まれながら、“火事場の馬鹿力”で降格を逃れていたランパード・エバートン。しかし、そのようなことはそう何度も起きることではない。浮上のキッカケを早く掴めなければ、チェルシー時代同様にシーズン途中でクビとなってしまうだろう。

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