フレン・ロペテギ(セビージャ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1966年8月28日
今季リーグ戦成績:5試合1勝1分3敗(15位)
セビージャにUEFAヨーロッパリーグ(EL)タイトルなどをもたらしてきたフレン・ロペテギ監督に、強烈な向かい風が吹いている。今季ここまでのリーグ戦成績は5試合1勝1分3敗で15位に低迷。バルセロナには0-3、チャンピオンズリーグ(CL)ではマンチェスター・シティに0-4と惨敗した。ジエゴ・カルロス、ジュール・クンデ、ルーカス・オカンポス退団のダメージがあまりにも大きいと言わざるを得ないだろう。
スペイン紙『AS』は、シティに0-4の敗戦を喫した翌日、ホセ・カストロ会長とスポーツディレクターのモンチ氏、キャプテンのヘスス・ナバスなどセビージャのリーダーたちが集まって話し合いを行ったと伝えている。また、10日のラ・リーガ第6節エスパニョール戦の結果次第では、ロペテギ監督の即時解任に踏み切る可能性もあるとも報じていた。
その運命のエスパニョール戦は、ホセ・カルモナの2ゴールなどもあり3-2で勝利。ひとまず、ロペテギ監督は即時解任を逃れる格好になった。しかし、ギリギリの状況であることに決して変わりはない。今後のセビージャはコペンハーゲン、ビジャレアル、アトレティコ・マドリード、ドルトムント、アスレティック・ビルバオ、そしてまたドルトムントとタフな相手との対戦が続く。果たしてロペテギ監督は、この試練を乗り越えることができるだろうか。