セルジ・サンペール
【写真:Getty Images】
セルジ・サンペール
生年月日:1995年1月20日
ラ・マシア(バルセロナの下部組織)に在籍する若者の身体に異変が生じたのは18歳のときだった。一般的にトップレベルでサッカーを続けるのは難しいとされる1型糖尿病と診断された。しかし、治療を続けながらサッカーを続け、19歳のときに初めてトップチームデビューを果たす。16/17シーズンには念願のトップチーム昇格を果たした。
しかし、その後は度重なる怪我の連続で、バルセロナで居場所を築くことができなかった。24歳となったサンペールは19年3月、バルセロナとの契約を解除してヴィッセル神戸に加入した。母国から遠く離れた日本で、少年時代から憧れ続けたアンドレス・イニエスタとプレーする道を選んだ。
20年4月、サンペールは自身のツイッターで1型糖尿病であることを初めて公にした。現在の医学では完治できないとされている病を患いながら、サンペールはプレーを続けている。今年3月には右膝前十字靭帯を損傷し、バルセロナで手術が行われた。現在はリハビリを続けており、先月下旬にはクラブの練習場に姿を現したことがSNSを通じて伝えられた。
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