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Jリーグ 2年前

不屈の精神! 難病と闘うJリーグ選手5人。逆境に立ち向かい復活。元サッカー日本代表、スペイン人選手も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

望月重良(もちづき・しげよし)

【写真:Getty Images】


望月重良(もちづき・しげよし)
生年月日:1973年7月9日

 2000年のアジアカップ、フィリップ・トルシエ監督率いる日本代表は「史上最強」と称されていた。圧倒的な強さでこの大会を制した日本代表で、望月重良はゴールを決めている。しかし、それから4年半後、国の特定疾患に指定されている難病を患っていることが分かった。

 清水商業、筑波大学というサッカーの名門を経て、1996年に名古屋グランパスでプロキャリアをスタートさせた望月。翌年にはキリンカップサッカーで日本代表デビューを果たすなど、順調なキャリを送っていた。しかし、期限付き移籍していたベガルタ仙台からイビチャ・オシム監督率いるジェフ市原に復帰した2004年は左足の怪我に悩まされ、公式戦の出場がゼロに終わる。

 その年限りでジェフを離れることになるが、それから間もなく「特発性大腿骨頭壊死(だいたいえし)症」を患っていることが判明した。懸命な治療とリハビリの結果、望月は05年9月に横浜FCと契約を結び、再びピッチに戻ってきた。横浜FCには1年在籍し、07年1月にスパイクを脱いでいる。

 現役を退いた望月は、08年にSC相模原を立ち上げた。神奈川県3部からスタートしたチームは6年でJリーグ入会を果たした。オシムやトルシエの下で学んだ男は、クラブの代表としてサッカー界を支えている。

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