2位:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
【写真:Getty Images】
総支出額:2億4033万ユーロ(約340億円)
最高額獲得選手:アントニー(9500万ユーロ/約135億円)
その他の主な獲得選手:カゼミーロ(7065万ユーロ/約100億円)、リサンドロ・マルティネス(5737万ユーロ/約81億円)
マンチェスター・ユナイテッドが今夏の移籍市場で2番目に多くの資金を投じたクラブだ。3位のウェスト・ハムに大きな差をつけている。
ただし、移籍市場での動きが順調に進んだとは言いがたい。アヤックスから獲得したFWアントニーは、移籍市場閉鎖目前での獲得。レアル・マドリードから獲得したMFカゼミーロも8月22日の決定だった。そして、かなり前から狙っていたバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨングは獲得できずに終わっている。
今季からエリック・テン・ハフ監督を迎えて新しいスタートを切りたいところだったが、近年の不振やチャンピオンズリーグ出場権がないことが影響し、誰もが大喜びして移籍したいと思うようなクラブではなくなってしまったのかもしれない。それでも潤沢な資金を武器に市場の閉鎖間際に取引をまとめた形だ。
2021/22シーズンのプレミアリーグを6位で終えたユナイテッド。新戦力が移籍金に見合う働きをすれば、復権の第一歩となることは間違いない。まずはアントニーらがイングランドにフィットするかに注目だ。