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プレミアリーグ、エリザベス女王死去による試合中止には異論も「ファンが弔意示す機会が失われた」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



今週末の英国サッカーは全て中止に


 イングランドやスコットランドなど英国4協会では、エリザベス女王の死去を受け、今週末に開催が予定されていたサッカーの全公式戦を中止とすることが決定された。だがこの決定に対しては賛否両論の声が上がっている。



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 イングランドサッカー協会(FA)のパトロンでもあったエリザベス2世は現地時間8日に96歳で死去。女王への弔意を示すため、イングランドのプレミアリーグやスコティッシュ・プレミアシップなどを含めた各リーグは今週末に試合を開催しない決定を下した。

 英国政府は今週末のスポーツ開催を禁止してはおらず、各スポーツ団体の決定に委ねる姿勢を取っている。サッカーやボクシングなどが中止となる一方で、ラグビーやクリケットなど予定通りに試合を開催する競技もある。

 サッカーの試合中止は妥当であるとして支持する声もある一方で、「ファンが弔意を示す機会が失われた」として決断を批判する声も上がっている。ジャーナリストのピアーズ・モーガン氏は「バカげた決定」とツイートし、「女王はスポーツが大好きだった。大観衆が国歌を歌って追悼を示す方が素晴らしい」と主張。元イングランド代表DFのガリー・ネヴィル氏も同調している。

 元イングランド代表FWのピーター・クラウチ氏も試合中止の決断に疑問を呈した。「(サッカーは)単なるゲームであり、もっと大事なこともある」としながらも、「世界中の人々が見守る中での喪章、黙とう、国歌、王立楽団の演奏等の方が見送り方として良いのでは?」とメッセージを発信している。

【了】

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